作りながらの?
  1. 室温に戻すとありますが、室温って何度くらい?
  2. 湯煎ってどうすればいいのでしょう
  3. バターと卵が分離してしまいます
  4. 卵がうまく泡立ちません
  5. ゼラチンの上手な溶かし方は?
  6. さっくり粉を混ぜるってどうすればいいですか
  7. ココアが均等になりません
  8. チョコレートが分離してしまいました
  9. 書いてある通りの時間で焼けません
  10. オーブンを持っていません
  11. 粉をふるうのが面倒です
 作る前の?

 焼きあがってからの

 その他(お菓子作り関係以外)
 作りながらの?
1.室温に戻すとありますが、室温って何度くらいですか?
一口に室温といっても、夏場と冬場ではかなり違いますよね。
何度、という温度というよりも、バターが練り込めるくらいにバターを温める、それに卵を加えても分離しない程度に卵を温める、のが目標です。
バターは指で押して凹む程度がいいでしょうか。冬場はボールに入れたままこたつの中に入れたります。そうしないとなかなか温まりません。
卵を冬場に室温に戻すのは大変です。カラのままだといつまでも冷たいので、容器に割り入れてやりましょう。

2.湯煎ってどうすればいいのでしょうか
バターを溶かすだけなら電子レンジで1分半程度加熱すればいいですし、湯煎にしてもそう気を使う必要はありません。
鍋に湯を沸かし、そこにボールの底を当てて温めてやればよいのです。
難しいのがチョコレートを溶かす時です。チョコレートは水分を嫌います。温度を上げすぎてもいけません。
鍋はボールよりも小さなものを使いましょう。湯気がボールの中に入るのを防げます。
鍋に湯を沸かし、沸騰したら火を止めて、そこにボールで蓋をするように乗せてしまいます。こうすると湯気が入りません。
バターとチョコを同時に溶かす場合は、すぐにボールを乗せてもいいですが、チョコのみを湯煎で溶かす場合は少し時間をおいて湯が冷めてからにします。

3.バターと卵が分離してしまいます
バターを練って、そこに砂糖や卵を加えていく作り方の時、分離してしまうことがあります。
バター100グラムに対して卵を3個入れると、これはもう分離っぽくなっても仕方ありません。また、キャロットケーキやフルーツケーキのように、後から水気の多い材料を加えた時も分離します。
卵が2個以下で分離する理由は、バターと卵の温度差と卵を1度に入れ過ぎているからです。
冬場は特に卵が冷たいままで、せっかくクリーム状にしたバターを冷してしまい、それで分離してしまいます。卵は十分に温めましょう。私はたまにズルをして、50度くらいのお湯につけたりもします。
ハンドミキサーではなく、人力の泡だて器の場合は、卵2個なら5度くらいに分けて、1度ずつしっかり混ぜると分離し難くなります。
もしも分離してしまったら・・・バターの下に卵汁が沈んでいるような感じになりますよね。もうそれに強引に粉類を混ぜて焼いてしまいましょう。大丈夫、美味しく食べられます。私も何度も失敗していますので。

4.卵がうまく泡立ちません
全卵を泡立てる時は卵が冷えていると難しいです。
泡立つと黄色から薄いクリーム色になり、見るからにふんわりしてきます。分量としても3〜5倍に膨れるのでボールは大きいものを使って下さい。
ボールを湯煎で温めてやると早く泡立ちます。ただし温度には注意して下さい。高いと卵が煮えてしまいます。
卵白を泡立ててメレンゲを作る時はこれの逆で、卵が冷たい方がいいのです。冷蔵庫から出したばかりの卵を使いましょう。

5.ゼラチンが溶けません
ゼラチンは必ず、水にゼラチンを混ぜ入れます。ゼラチンに水をかけてはいけません。
また水にゼラチンを混ぜる時も一ヶ所に固まらないように、振りながら、全体に撒きましょう。
そのまま最低でも5分(水の量によります)放置します。できれば30分くらいは時間を取りたいです。
ゼラチンの白い粒がわからなくなり、水の色になってから、レンジで加熱するなり、湯煎するなりして溶かしてください。
もし焦って加熱して、ゼラチンが白く固まってしまった場合は、それをスプーンなどで押しつぶしながら混ぜていきます。混ぜながら何度も加熱して少しずつ溶かすしかありません。そうならないように、加熱前に十分時間を取った方がいいでしょう。
水ではなく果汁やコーヒー、紅茶の場合も同様です。

6.さっくり粉を混ぜるってどうすればいいですか
よく本に書いてあります。「さっくり」と(笑)
私としてはボールの中身を「切る」雰囲気でヘラを使います。もう片方の手でボールを回転させ、適度なところでボールの周囲にへばりついている生地をはがすようにして(おそらく粉が回りに残っている)同じように切っていきます。なるべく短時間で、練り混ぜないように心がければいいのではないでしょうか?
泡立てた卵に粉類を加え、それに溶かしバターを、という作り方の場合、泡だて器(ハンドミキサーではなく)で混ぜるのもいい方法です。
クッキーやタルト生地の場合は、しっかり捏ねますが、つまりは捏ねなければよい、と思っても。

7.ココアが均等になりません
ココアを使ったパウンドケーキなどの場合、捏ねないように混ぜなければならないので、ココアや抹茶などは、先に薄力粉などに混ぜておきます。
粉をふるう時にベーキングパウダーなどと一緒に、よく混ぜておくのです。焼き上がりを均等にする為にも大切なことです。
クッキーの生地はこねてしまうので、ココアや抹茶を後から混ぜるのも簡単です。

8.チョコレートが分離してしまいました
チョコレートは温度に大変弱いです。
単に溶かして型に流し込むだけでも、本当はテンパリングという細かい作業が必要で、これをするかしないかで艶が違ってきます。が、これは温度計が必要ですし、売り物でない限り、そう気にする必要はありません。
ただし、加熱し過ぎて分離させてしまうのはダメです。
チョコレートは湯煎で、しかも湯気を入れないようにしましょう。
溶かしたチョコをラムレーズンなどと一緒にアルミカップに入れるたけで、美味しいチョコレートが作れますが、加熱し過ぎるともろもろとなって固まらなかったり、固まっても数日で白い脂肪が浮いてきてしまいます。
生チョコを作る時に分離させると、脂肪が浮いてしまい、固まりません。こうなったらもうどうしようもないので、それはホットチョコレートの素として使いましょう。
温めた牛乳(あるいはお湯)に溶かすと美味しいホットチョコレートができます。

9.書いてある通りの時間で焼けません
あれは単なる目安だと思って下さい。
オーブンの機種によってかなりのバラつきがあります。
何度もいろいろ焼いているうちに、書いてある時間よりも短い時間で焼ける、あるいはその逆がわかります。
調整する場合は温度ではなく、できるだけ時間でします。でもオーブンのクセがあるので、どうも温度が低い、あるいは高いと感じたなら、温度も変えてしまってかまいません。
オーブンにもいろいろありますが、熱風式のターンテーブルがお勧めです。
私の持っているオーブンには天板もついてしましたが、それを使うと固定されて回らないので、お菓子の空き缶、アルミのバットなどを天板の替わりに使っています。
ケーキ類は竹串で刺して、クッキー類は焼き色で見るのですが(最終的には味見)ココア生地だと最初から黒い為、焼き色でのチェックが難しいです。
黒い分、漕げ易くもあるので、慣れるまでは早めに焼け具合をチェックした方がいいでしょう。

10.オーブンを持っていません
種類によってはフライパンやオーブントースターで焼くことができます。
パウンドケーキも、型がパウンド型というだけで、同じ材料を天板で焼いてしまうことも可能です。
オーブントースターで焼く場合、クッキングシートは焦げてしまうので使えません。アルミホイルを敷き、そこにバターを塗りましょう。
クッキー生地を乗せて焼きます。ただし焼きあがる前に焦げてくるので、途中でアルミホイルをかぶせます。
ブラウニーなども同様にしてオーブントースター用の天板に乗せます。グラタン皿やココットなどを使ってもかまいません。
何にしても、とにかく表面が焦げてくるので要注意です。生地はできるだけ薄いまま焼きましょう。
フライパンの場合はできるだけ底の厚いものがお勧めです。
やはりアルミホイルを敷いてクッキー生地を並べます。これは底の方から焦げてくるので、弱火で焼きましょう。
パウンドケーキなどはフライパンにバターを塗り、そこに生地を流し込んで焼くこともできます。電磁調理器だとさらによいでしょう。
時間の方は・・・すみませんが、各自ていろいろ研究してみてください。それこそ火力やフライパンの大きさでも差が出てきますので。


11.粉をふるうのが面倒です
気持ちとしてはわかります。本には3度とか平気で書いてありますが、そこらに飛び散りますし。
粉ふるいを使って洗った後だと、完全に乾くまで丸1日近くかかるので、その時にも困ります。
で、そんな場合の必殺技としてはビニール袋でぶんぶん、という方法があります。
薄力粉とペーキングパウダーをよく混ぜたい、ココアを混ぜてしまうので粉ふるいが汚れてしまうのを避けたい、という時にも有効です。
大きめなビニール袋に入れて、空気もたくさん入れて、口を絞ってぎゅっと握り、そのまま思いきり振り混ぜるのです。粉はよく混ざりますし、適度に空気も含まれます。
最近は1度は粉ふるいを使い、その後はビニール袋を使うことが多いです。1度だと薄力粉とベーキングパウダーの混ざり具合が気になりますので。


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