作る前の?
  1. 卵がLサイズしかありません
  2. 三温糖やきび砂糖がないです
  3. バターって高いんですけど
  4. 粉砂糖はヨーグルトについていたやつでもいいですか?
  5. グラニュー糖はスティックシュガーで代用しています
  6. コアントローがないです
  7. ちょうどいい焼き型がありません
  8. クッキングシートは何度使えますか?
  9. 製菓用の材料の方がいいのでしょうか?
  10. ゼラチンと寒天の違いは?
  11. ○○を使っていいですか?


 作りながらの?

 焼きあがってからの?

 その他(お菓子作り関係以外)
 作る前の?
1.卵がLサイズしかありません
Mがいい、というだけで、Lでも大丈夫です。Mサイズと一口にいっても、いろいろな大きさがあるのです。
LLの場合、卵を1個使用の場合はそのままで、もし4個使用の場合は3個にして様子を見ましょう。

2.三温糖やきび砂糖がないです
三温糖は高いものではないので、お菓子を作るのなら欲しいところですが、ない場合は上白糖でかまいません。黒砂糖はブラウニーのように黒いお菓子にしか使えませんが、三温糖はそこまで黒くはないので、黒砂糖よりは使いやすいです。
もちろん、黒砂糖と書いてある時に三温糖を使ってもかまいません。

3.バターって高いんですけど
はい、高いです。
もちろん高い無塩バターを買って作ってもかまいませんが、スーパーなどにあるケーキ用マーガリンで十分です。ただし、必ず「無塩」と書いてあるやつを買ってくださいね。

4.粉砂糖はヨーグルトについていたやつでもいいですか?
これはレシピによります。
バターを練ってから粉砂糖を混ぜる時は少し粒が残りますが、バターに溶ける感じで生地に馴染んで焼いているうちにわからなくなります。しかし、冷したバターと切りながら混ぜる場合はいつまでも粒が残ります。
焼き上がったものに降りかける場合は見た目も悪いので、市販の粉砂糖を使いましょう。
ミンサーで砕いてみたこともありますが、細かさが違います。

5.グラニュー糖はスティックシュガーで代用しています
どうぞ使って下さい。私も愛用しています。貰い物が多いですけれど。
なんせ計る手間が省けます。6グラム、4グラム、いろいろな重さのものがあるので組み合せて使いましょう。
角砂糖や粒の大きいものは溶けないので止めた方がいいです。
レシピにグラニュー糖と書いてあるけれどない場合はもちろん上白糖で代用できます。

6.コアントローがないです
コアントローは高いんですよね。フランデーの安いやつの倍くらいします。いい香りのリキュールなのであった方がいいのですが、1つのお菓子の為にわざわざ買うのはもったいないです。
ブランデーやラムなら漬け込みフルーツを作ったり、単純に焼き上がりに塗ってもいいのですが、コアントローは使い道が決まってきますので。
レモン果汁(あるいはオレンジ果汁)で代用しましょう。

7.ちょうどいい焼き型がありません
初めてパウンドケーキを焼くのなら、まずは紙の焼き型を買いましょう。100円ショップのもので十分です。
たくさん焼くようになったら、テフロンの型をお勧めします。少し高いのですが、サビにくくて、手入れが楽ですよ。
大きさはだいたいの目安くらいに考えて下さい。パウンド型の高さの8分目以上に材料を入れると焼いている間に溢れてくるので、目一杯入れないように。
天板は、私はアルミのバットを使っています。安いので。
その前はお菓子の空き缶を使っていました。それでも十分焼けます。ただ、鉄板の展開図から折り畳んで作ったものがほとんどなので、何度も焼いている間に継ぎ目に隙間が出てきたり、もともと焼くものではないので全体が歪んできます。
アルミは熱に強いですし、そのまま冷やすこともできます。もちろんバットなのですから、普段は本来の用途として使いましょう。
天板の大きさが合わない時、大きな天板の上に厚紙で枠を作ってやりましょう。
私は工作用紙を使います。計る手間が省ける、というのが大きな理由ですね。
今はオーブンといっても、熱風式がほとんどなので、専用の紙型でなくても燃えたりはしません。オーブントースターやグリルだとクッキングシートも焼けてきますから、もちろん手製の厚紙の型は使えませんが。
クッキーの型はいろいろあると楽しいです。が、これもない時は切り分けてしまえばよいのです。100円ショップの型でも十分に使えるので☆くらいは買ってみてはどうでしょうか?

8.クッキングシートは何度使えますか?
箱には使い捨てのように書いてありますが、もったいないです。
焼くのだから消毒できている、と思って、私は何度も使っています。
何度も焼いていると焦げができてきたり、汚れも目立つようになります。
冷めてからティッシュペーパーで細かい粉などをこそぎ取るように拭くといいでしょう。
ココアを使った菓子の直後に白く仕上げたい菓子を焼くと、残っている汚れがつくことがあるので、何枚かを使いまわすといいでしょう。
取り替え時ですが、油が染み込み痕が激しくなった時、パリパリと乾いた音が目立って端が割れてきたら、諦めて新しいのを敷きましょう。

9.製菓用の材料の方がいいのでしょうか?
チョコレートなど、よくクーベルチュールなどと書いてあります。もちろんそれを使うのがベストなのですが、高いです。
年に1度のバレンタインだから高くてもいい、誕生日など特別のお菓子の時、高いといっても何千円もするわけでなし、という方もおられるでしょうが、あれこれ揃えるとお菓子は案外お金がかかります。買った方が安い場合もあります。
無理することはないですよ。普通の板チョコで十分です。
お酒の場合、製菓用の方が高いので、コアントロー(オレンジの香りがいい)やホワイトキュラソー(無色透明なので、色をつけたくない、香りが欲しい時に使用)のような用途が少ないものならともかく、ブランデーとラムは普通の酒として購入した方が安いし、香りがいいです。
10.ゼラチンと寒天の違いは?
ゼラチンはコラーゲンから作られる動物性蛋白質で、寒天はテングサやオゴノリなどの海草から作られる植物繊維です。
また、ゼラチンは80度程度の湯に溶けますが、寒天は煮溶かさなくてはならず、ゼラチンは温度で固まり、寒天は時間で固まるのが使う時に注意しなくてはならないところです。
正しくは寒天も固まる温度があるものの、ゼラチンのように氷を入れて急激に冷した時に即固まるようにはうまく固まってはくれません。冷たい部分にふれている箇所だけが先に固まってしまうので、時間をかけて全体的に冷やす必要があります。
ゼラチンが固まった時、必ずかなり冷たいのと比べると、寒天は生温かいような状態のまま固まります。また、固まったものを温めるとゼラチンは容易に溶けるので、容器から取り出す時などに利用できますし、失敗した時にもその手が使えます。
ゼラチンは水にふやかしてからそれに熱を加えて溶かすものと、いきなり熱いものに振り入れても溶かせるものがあります。後者の方が30gで20円くらい高価、でしょうか。30g、といわれてもピンとこないかも知れませんが、30gあれば1500cc以上のゼリーが作れるので、面倒な人はすぐに溶けるものを買った方がいいでしょう。いきなり熱いコーヒーに振り入れて混ぜ、冷蔵庫に入れるだけでコーヒーゼリーが作れます。
寒天は必ず煮溶かす必要があり、杏仁豆腐を作る時に加える牛乳は火を止めてから混ぜないと、うまく固まらないのでこのあたりも要注意でしょう。
あともちろん食感が大きく違います。
抵抗感があるのがゼラチン、ないのが寒天ですのですね。
11.○○を使っていいですか?
ゲストブックやメールフォームなどで聞かれることが増えてきたので、思いついたものを並べてみます。
無塩バターと書いていますが、私は1度も無塩バターを使ったことはありません(苦笑)いつも製菓用に売っている無塩マーガリンを使っています。
牛乳は低脂肪でも、無調整でも、特濃でもその時冷蔵庫にあるものをどうぞ。
生クリームは植物性のホイップでも十分美味しく作れます。動物性は値段もカロリーも高くて(苦笑)
カッテージチーズは裏ごしタイプがない時は自力で裏ごししてもいいです。疲れるし、買った裏ごしタイプと比べると滑らかさが足りないのであまりお勧めしませんが。
カッテージチーズ、と書いてあるところをクリームチーズにすると、コクが出て美味しいです。が、カロリーが相当UPします。
クリームチーズ、と書いてあるところをカッテージチーズにするとさすがにさっぱりし過ぎて、美味しさが半減することが多いです。カロリーダウンさせる為、私なりにカッテージチーズにできるところは変更済みです。
レモン汁はポッカレモンなどのすでに果汁になっているものでかまいませんし、オレンジ果汁なども100%オレンジジュースで。
ナッツ類は製菓用は高いので、オツマミコーナーにあるアーモンドやレーズンをよく買います。
三温糖、黒砂糖、きび砂糖は材料にそれらが書いてある場合、どれでも代用ができます。もちろん、上白糖やグラニュー糖にしてもかまいません。
仕上がりが白くないお菓子、少しくらい茶色くなってもいいや、と思われるものなら、上白糖と書いてあるところを三温糖などの茶色の砂糖にすることもできます。
たとえ大匙2杯でも牛乳が今ない、という場合、ブランデーやラム酒、生クリームでもかまいません。
逆にブランデーがない、という場合には同様に代用できます。
使う生クリームの量が少ない時、その為に買うのももったいないので、コーヒー用のクリームでもかまいません。
ニンジンやカボチャなどの野菜を使う場合、小麦粉みたいに重さをきっちりするのは無理ですよね。2割くらい増減してもどうにかなります。バナナはモンキーバナナでない限り、2本と書いてあれば2本でいいですし、少ないな、と思うようなら2本半とか(半分はもちろんその場で食べる)
お菓子には紅玉がいい、といいますが、紅玉は高いです。私はふじをよく使います。でもない時にはスターキングを使ったり。できれば柔らかいリンゴよりは固いものがいいです。
さつまいもやカボチャはいろいろな品種があります。粉吹きイモを作るジャガイモと、カレーを作るジャガイモは違うのですが、お菓子の場合もちょっとだけ差がでます。
加熱してマッシュ状態にする時には水気の多い品種がお勧めですが、どちらにしても潰すのですから、その時手に入るものでかまいません。甘さにも差があります。作っている途中で味見をしてみるのもいいです(笑)



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