焼きあがってからの?
  1. いつオーブンから出せばいいですか
  2. ケーキがパサパサするんですけど
  3. お酒を塗ろうと思うのですが、ハケがありません
  4. 何に入れて保管すればいいでしょうか
  5. 型からうまく出せません
 作る前の?

 作りながらの?

 その他(お菓子作り関係以外)
 出来上がってからの?
1.いつオーブンから出せばいいですか
これ、困りますよね。たいていの本には書いてありません。
基本的には焼けたらオーブンからはさっさと出してしまいましょう。
クッキー類は天板に乗せたまま冷やすとさくっとした仕上がりになりますが、家庭用のオーブンは小さく、1度に焼けないことも多いので、そんな悠長なことはしていられません。
フライ返しなどでそっと掬い(焼き上がりは柔らかくて、形が崩れ易い)ケーキクーラーの上で冷します。
ない場合、あってもクッキーの数が多くて足りない場合、私個人の趣味ですか、紙の上で冷まします。余分な油が抜けるので。
パウンドケーキの場合、紙の型は早くに冷めるので急いで出す必要はありませんが、金属の型の場合は予熱でさらに焼けてしまうので、できるだけ早く出しましょう。
シフォンケーキは型のまま冷します。
ロールケーキ用のスポンジも天板のまま、逆さにして蒸らしながら冷やすとふんわりします。
そしてパウンドケーキ類全般に言えることとして、そのまま放置して冷やすとパサパサになります。
熱々状態が過ぎたら、後はビニール袋に入れて冷しましょう。これだけでかなりの差が出ます。
袋に入れてみればわかりますが、ケーキからどんどん湯気が出ています。そのまま放置だと、それだけ水分が抜けてしまっているわけですから。
ビニール袋は適当に自然に空気を含ませた状態で軽く口を絞ります。袋についた水蒸気が多少ケーキに落ちますが、大丈夫です。もちろん、わざと水蒸気を落とすのは止めましょう。
シフォンケーキは型のまま、逆さにして蒸らさないように冷します。これはケーキ類としては例外かも知れません。

2.ケーキがパサパサするんですけど
ビニール袋に入れて冷したけれど、パサパサしているのが気になることってありますよね。
このサイトのレシピはバターの量を押さえてあるので、市販のものと比べると基本的にパサついた仕上がりにはなります。
が、どうしても気になる、または焼きすぎてしまった、日にちが経ってしまった、このままだと食感がもそもそする、そんな時にはブランデーを塗りましょう。
焼き上がってすぐ、でもいいですし、完全に冷めてからでも間に合います。
ラップに包んで保存している場合は、ラップがびしゃびしゃになるくらいの量でもかまいません。好みの問題ですが。
これで半日おけば、ぱさぱさしていたケーキもしっとりといい香りの大人のケーキになります。お酒の効果で日保ちもします。
ブランデーはたいていのケーキに合うでしょう。レーズン、チョコレート系だと相性は抜群です。
子供に食べさせたい、お酒が苦手、という人はシロップでもかまいません。果物の缶詰の汁、手作りのシロップなどをブランデーと同じように塗ります。少量のお酒を入れると香りがよくなります。
ブランデーとは違いは、好きなだけびしょびしょになるまで塗ると甘くなりますので、最初からその予定で砂糖を減らしてもいいかも知れません。
これらからもうワンランク上としては、チョコレートソースを掛ける、という方法があります。
生クリームを鍋で煮るか、レンジで加熱して、ここにチョコレートを加えます。
ブランデーを沁み込ませたケーキにこれを塗ります。生クリームが多いと緩いままになるので、生クリームとチョコが1:2よりもチョコレートを多くしましょう。

3.お酒を塗ろうと思うのですが、ハケがありません
100円ショップで売っているものでよいのですが、今すぐ作りたい、という方もいるでしょう。
ええと、ハケがなければ指を使いましょう。卵黄でクッキーなどに照りを出したい時など、ハケだとハケにつく方が多くてもったいないです。
スプーンの背でも塗れますが、細かい部分は指の方が簡単です。
焼き上がってすぐ、型に入れたままの場合は、スプーンでかけてしまってかまいません。じゅわっと沁みていくので、ハケでは間に合いませんし。
なお、ハケは使い終わったらよく洗い、乾かしておきましょう。生乾きだとカビが生えるかも知れませんので。

4.何に入れて保管すればいいでしょうか
クッキーの類いはお菓子や海苔の空き缶を使いましょう。
油が出るので、紙を敷くといいです。これは天ぷらなどの敷き紙でもいいですが、安いクッキングペーパー、片面使ったコピー用紙などでもかまいません。
湿気らないように海苔についていた乾燥剤などはそのまま入れておくといいです。
パウンドケーキの類いは、せっかくパサパサしないようにビニール袋に入れて冷したのですから、ラップなどできっちり包みましょう。
夏場は冷蔵庫に入れるしかないですが、乾き易いです。
冬場は暖房を入れてない部屋におくといいでしょう(沖縄などに住んでいる人は別)
バターや卵が室温に戻りにくく、練りこみが大変ですが、冷たいバターを粉に混ぜるのは楽ですし、保存から考えても、冬場の方がお菓子作りに適していると思います。

5.型からうまく出せません
焼き上がった後、焼き型からすくに外さないといけないのに、型もケーキも熱々で困ります。
紙の型の場合、型もケーキと一緒に冷えていくので急いで型から出す必要もないですし、紙を破きながら出すので簡単でしょう。
ウィークエンドレーズンや、カフェモカケーキのように底にレーズンやチョコチップが焼き上がりの時に沈んでいる場合は、底の紙をそのままはがすとそちらにくっついてしまうことがあるので、ナイフを入れながらはがすといいです。
さて、すぐに型から出さなければいけないケーキですが、まずはミトン型の鍋掴みを二枚用意します。厚めのものがいいです。
両手で型を持ち、前後左右に揺すります。
テフロンの型や、金属の型にバターを塗っていれば、カパカパと型とケーキがはがれてきます。
上下に揺すって、ケーキが少し浮いたら底もはがれている、という証拠で、ここでラップを切ります。
片方の鍋掴みの上にラップを置き、もう片方の鍋掴みで型を掴み、えいやっと引っくり返すのです。この時、型にふれたラップがしわっとなるので、できるだけ型にさわらせないようにしましょう。
手の上に出たら、ケーキクーラーや皿を底に当て、もう1度引っくり返せば完了です。

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